[書評] 「社会を変える」のはじめかた 僕らがほしい未来を手にする6つの方法

面白そうだな~と思ってこの本を手に取ってみたところ、著者は、ゴミ拾いボランティアのNPOであるグリーンバードの代表・横尾俊成さんでした。

横尾さんは、9.11事件をきっかけに「社会を変えたい」と思うようになり、早稲田大学大学院人間科学研究科在学中に世界学生会議を立ち上げ、プロモーションを学ぶために広告代理店・博報堂に入社。

在籍中に、NPOグリーンバードに参加、代表に就任。NPO活動を続けている中で、行政と市民の間の溝を埋める必要があると感じ、無所属で東京都港区議会議員に立候補、当選。とても行動力のある方です。

現在、港区では、自転車のシェアリングや屋上緑化、ソーラーパネルの導入など、横尾さんならではのアイディアが次々と実現されています。

この本には、社会を変えるのに必要なのは強力なリーダーではなく、市民一人一人の意識・行動のあり方だと書かれています。消費税の値上げに年金受給年齢の引き上げなど、国民の多くが政治に対して不満を持っている中で、政治家が決めた政策をただ受け入れるのではなく、自らが政治を利用する時代に移り変わる必要があると感じます。

横尾さんが提唱する「欲しい未来を手にする6つの方法」はこちら。

・投票する
・政治家に意見を届ける
・署名やデモに参加する
・政策を訴える
・政治家になる
・まちづくりに参加する

詳しくはぜひこの本を読んでいただきたいと思います。そして、まずは選挙に行く人をまわりで増やしていくことから始めていきたいです。

「社会を変える」のはじめかた 僕らがほしい未来を手にする6つの方法 (vita)
横尾俊成 (著)産学社 2013/10/22

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